群馬県施設別生存率 渋川医療センター


渋川医療センター

大腸がん

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肺がん

当院の肺癌集計432例の5年生存率は31.8%であり、全国集計の36.3%に比べて成績が一見悪い。これは生存率良好なI、II期の占める割合に大きく左右される。ちなみに当院では肺癌全体の245/432;57%がIII、IV期の進行肺癌であり、また高齢者が多い当院では例I、3/432;33%がIV期症例でありこの点が大きく生存率を下げている原因であろう。従ってこのようなデータを出すときには必ず治療別の成績も出す必要があると考える。おそらく根治術が行われたI、II期の肺癌の5年生存率は満足の行く結果が得られていると考える。現在分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬など症例によっては極めて有効な薬剤が日進月歩で誕生し臨床の場で用いられている。今後は手術+これら薬剤による治療成績も明らかになって来ると思われる。

乳がん

当院の乳癌症例の5年生存率は88.0%で全国の87.9%とほぼ同率であるが、当院では治癒が困難なIV期症例が7-9/77(10%以上)あったのに対して全国ではIV期症例は5.0%と当院の半分以下であったことを加味すると当院の結果は全国より良好といえる。

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